中国家電大手ハイアール傘下で、「AQUA」ブランドの家電製品を展開するハイアールアクアセールスは31日、ヒーターで水を温めて洗うドラム式洗濯乾燥機と、同社初となる大型の6ドア冷凍冷蔵庫を11月下旬に発売すると発表した。日本向けに開発したフラッグシップモデルで、シェア拡大を目指す。
ドラム式洗濯乾燥機「AQW-DJ7000」(想定価格約28万円)はヒーターで水温を最高50度まで温め、脂汚れや黄ばみなどを落とす。風呂の残り湯を除菌し、水道水を使わずに洗濯できる機能も搭載した。
6ドア冷凍冷蔵庫「AQR-FG50C」(同約26万円)は冷気のカーテンを作り、ドアを開けた際の温度上昇を防ぐ。容積495リットルで、大型クラスが伸びている日本市場に対応した。
中川喜之社長は「激戦区の日本で一定のプレゼンスを確保するための商品」と強調。来年にも洗濯機と冷蔵庫以外の製品を投入する考えを示した。同社はハイアールが三洋電機の白物家電事業を買収し、2012年に設立した。