たばこ工場閉鎖や従業員削減を発表する日本たばこ産業(JT)の佐伯明副社長(右)=30日、東京都港区【拡大】
営業拠点についても、これまで25カ所あった支店を15年4月に、本社から一部権限を委譲した「支社」として15カ所に集約。支店の傘下にあった179カ所の営業拠点も97カ所に縮小する。また、今回の体制縮小に伴い、希望退職を募るなどして、国内たばこ事業部門などで1600人規模の人員削減に取り組む。
健康志向の高まりなどを受けた喫煙率の低下で、国内のたばこ市場は1996年度をピークに約4割縮小。昨年度の販売本数は1951億本だった。国内の工場も、民営化された85年当時の35カ所から徐々に統合され、現在は6工場体制になっていた。
30日会見した佐伯明副社長は「今後も市場の縮小が想定される中、持続的な成長を実現するため、事業基盤の強化を図った」と説明した。