ANA、通期見通し下方修正 燃料コスト増と中国回復の遅れ

2013.10.31 05:00

 全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)は30日、2014年3月期連結業績見通しを下方修正すると発表した。

 円安による燃料費のコスト増が続いていることに加え、中国路線で旅客需要の回復が遅れているため。売上高は当初予想から300億円減の1兆5800億円、営業利益は500億円減の600億円、最終利益は300億円減の150億円。配当予想は、当初の1株当たり4円から1円減配して3円とする。同日発表した13年9月中間連結決算は、ボーイング社の最新鋭機787の運航トラブルによる路線展開の遅れや、他社線との競争激化による航空運賃の単価下落が影響。売上高は前年同期比5.9%増の7976億円と増収を確保したものの、営業利益は同42.5%減の433億円、最終利益は同45.7%減の200億円にとどまった。

 本業の航空事業の不振が際立つが、業績見通しについてANAHDは「堅めの数字を出した」と説明。来春拡大される羽田空港の国際線発着枠(昼間帯)16往復分の配分で、全日空は11往復分を獲得しており、中長期的には「羽田最大の国際線キャリアという優位性を生かし、高単価の首都圏発着のビジネス需要と地方発着需要を取り込む」としている。

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