大手証券5社とネット証券5社の2013年9月中間連結決算が31日出そろい、全社が大幅な増益だった。最終利益は、各社ともに前年同期比で3.5~22.1倍を確保した。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による市場の活況が続き手数料収入の増加が続いたほか、投資家が証券会社から株を借りて売買する信用取引の規制が今年1月に緩和されたことも引き続き好業績を支えた。
31日に決算発表したマネックスグループの松本大社長はアベノミクスについて「証券業界にはありがたい政策だと考えている」と評価。三菱UFJ証券ホールディングス(HD)は、半期ベースで比較可能な2005年以来で最高となる最終利益を計上した。
みずほ証券は、国内営業が低調だったものの、投資銀行業務の好調などで前年同期比で大幅な増益を確保した。
決算会見で、みずほ証券の幸田博人常務執行役員は、みずほ銀行が暴力団関係者らに融資していた問題について陳謝する一方、「(業績への)影響はないわけではないが、限定的だ」とした。