消費税に関する調査【拡大】
三陽商会は、商品単価を下げないための戦略を練る。阪本直也ブランド事業部長補佐は「より価値観のある商品で値ごろ感を演出する」と話す。駆け込み需要のある3月まではあえて展開しない斬新なカラーやプリントをあしらった春物を投入し、消費を促す計画だ。
日本総合研究所の小方尚子主任研究員は「前回の増税はアジア通貨危機などによる景気後退の影響を受け、増税後に急速に買い控えが拡大した」と分析。「今回はアベノミクス効果もあり、質の良いものを選ぶ消費者動向は増税後も変わらない」と強調する。季節要因や流行など不確定要素に流されやすいアパレル業界だが、現在の好調な消費動向を維持する「解」を求めて模索している。(西村利也)