i8は電気モーターと1500ccの直列3気筒ターボエンジンを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載したPHV。走り始めから時速100キロまで4.5秒で到達する高い加速性能が自慢だ。価格は1917万円。いずれも政府の補助金などは調整中という。
海外勢初のEVの日本投入に賭けるBMWだが、普及は思うように進んでいない。
国内メーカーは、三菱自動車が2009年に世界初の量産型EV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」を、10年には日産自動車が「リーフ」を発売するなど世界に先駆けてきた。ただ、フル充電で200キロ程度という走行距離の短さや、充電設備の普及遅れが敬遠され、販売は伸び悩む。日産はルノーと合わせ、「16年度にEV販売150万台」を目標に掲げるが、今年7月までの累計販売実績は10万台しかない。トヨタ自動車(グループのトヨタ車体を除く)やホンダがリースにとどまっていることも普及の難しさを物語る。