茂木敏充経済産業相は15日、好業績の自動車業界に対し、賃上げを要請した。日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)らとの会談後、記者団に明らかにした。茂木経産相は、「収益分が賃金の引き上げに回れば、消費拡大につながり、経済が循環する。協力をお願いしたいと話した」という。
これに対し、豊田会長はそれぞれの組合と今後話し合うべきとする一方、「納税で国に貢献し、従業員に対しても報酬で還元するのは経営者として当然」と改めて前向きな姿勢を示したという。
平成27年10月の消費税増税に合わせて廃止する取得税の代替税として軽自動車税の増税が浮上していることについて、茂木経産相は「高齢者の生活の足となっており、負担増にならないよう最大限努力したい」と述べた。ただ、代替財源については「今後の議論になっていく」と現時点で見通しが立っていないことを明かした。