【挑む】スターフェスティバル・岸田祐介社長 (2/2ページ)

　－－中食市場に参入することで、料理を作る側にはどういったメリットが生じるのか

　「弁当の製造を開始するのは深夜１～２時から。遅くても早朝の５～６時。本来なら稼働していない時間帯を活用できるため、収益面でのメリットは大きい。また、中食に専念するという企業も顕在化しているほか、製造能力を超えたので新工場を建設するケースも増えている。間接的かもしれないが雇用の創出に貢献している」

　－－今後の経営戦略は

　「２０１３年６月期の売上高は２１億円だったが、１４年６月期の目標は８０億円に設定した。今年中には日本全国での事業展開を完了させる。高齢者向けの定期宅配など中食マーケットの可能性は大きい。物流網を強化して臨みたい」（伊藤俊祐）

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【プロフィル】岸田祐介

　きしだ・ゆうすけ　アパレル卸会社などを経て２００２年楽天。楽天イーグルスの創設に携わり、０８年に退社。０９年７月にスターフェスティバルを設立、現職。３６歳。兵庫県出身

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【会社概要】スターフェスティバル

　▽本社＝東京都港区北青山２－１１－３　青山プラザビル１階

　▽設立＝２００９年７月

　▽資本金＝１０億２４００万円

　▽従業員＝１８８人（１１月現在）

　▽事業内容＝有名店の弁当、ケータリング総合モール「ごちクル」の運営