□電機メーカー、車載市場に攻勢
■進むIT・電動化 業界超え連携
「第43回東京モーターショー」では、積水ハウスと東芝、ホンダの異業種の3社がユニークな合同ブースを出展した。「スマート・モビリティー・シティー2013」と題したこの展示ブースは、住まいと家電、クルマがつながる未来の暮らしを表現したものだ。
◆スマート計画提案
3社が掲げたスマートコミュニティーは、ITを活用し電力や交通、生活情報など、あらゆるインフラの統合的な管理と最適な運用をめざす。その軸となるのがクルマと住宅だ。
国内外36カ所でスマートコミュニティーのプロジェクトを展開する東芝の田中久雄社長は「住まいとクルマのノウハウを持つ2社と組み、多角的な技術視点でスマートコミュニティーを実現したい」と述べ、業界を超えた連携の意義を強調した。
クルマや住まいの“スマート化”において、電機メーカーの役割はますます大きくなっている。各社ともビジネス拡大を目指している。