■有効活用に向けテークオフ
札幌丘珠空港で旅客を乗せた小型ジェット機の離着陸が初めて実現した。同空港の有効利用を目指す丘珠研究会(会長・加森公人氏=加森観光会長)が企画したもので、16日、丘珠と愛知県小牧空港をチャーター小型ジェット機便が往復した。
このチャーター便は、フジドリームエアラインズ(FDA)の小型ジェット機で、この日は乗客64人を乗せ小牧空港から到着した。
チャーター便に搭乗した加森会長は、「北アルプス、富士山を眼下に見ながら日本海の佐渡島上空を北上。函館、洞爺湖、支笏湖、羊蹄山などが見える景色は抜群」と新しいパノラマ観光フライトの可能性を示唆。そのうえで、今後については「地元経済界と協議し、ビジネスラインとして小牧空港や伊丹空港、福岡空港などを結ぶチャーター便を就航させていきたい」とも語った。
丘珠空港は滑走路が1500メートルと短く、ジェット機の離着陸は難しいとされてきた。しかし、最近では航空機材の性能が向上し、小型ジェット機が普及。客を乗せないテストフライトによって安全を確認したうえで、今回のチャーター便運航となった。世界ではイギリスのロンドンシティ空港は滑走路が1199メートル、ブラジルのリオデジャネイロ空港は1323メートルの滑走路でジェット機が離着陸しているという。
丘珠研究会は、札幌の経済人が中心となり、札幌広域圏の総合交通体系をグランドデザインして、丘珠空港のポテンシャルを最大限に発揮するために設立した。
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