記者会見に臨むセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長(左)とニッセンホールディングスの佐村信哉社長=2日、東京都中央区【拡大】
セブンHDは、国内最大のコンビニエンスストア、セブン-イレブンや総合スーパーのイトーヨーカドー、百貨店のそごう・西武など実店舗での小売り販売に強みを持つ半面、「ネット分野が弱い」(村田紀敏社長)のが課題だった。買収によってニッセンのノウハウを活用できるほか、強化に取り組んでいるSPA(製造小売り)衣料品でもニッセンの強みを生かせる。
ニッセン側も、セブンHD傘下の百貨店や子供用品専門店「赤ちゃん本舗」の商品などを扱うことで品ぞろえが広がり、通販商品がセブン-イレブンの店頭で受け取れるようになれば「顧客の利便性でメリットが大きい」(佐村信哉社長)。
両社は今後、物流整備や商品の共同開発を進め、セブンHDの電子マネー「nanaco(ナナコ)」による決済機能の共有も視野に入れる。約3200万人にのぼるニッセンの会員とセブングループの顧客との相互乗り入れを図り、将来的には両社の通販サイトの一元化も検討する。