ソフトバンクは3日、イー・アクセスとウィルコムの両子会社を来年4月1日付で合併させると発表した。イー・アクセスを存続会社とし、同社社長のエリック・ガン氏が合併後も代表取締役社長を務める。
両社とも、携帯電話3社の対抗勢力として事業を進めてきたが、ともに経営難となり、ソフトバンクグループ入りして経営状況が回復し、落ち着いていた。
ソフトバンクでは、両社の似た立ち位置を踏まえ、店舗での相互協力体制を敷くなど、提携・統合をうかがってきた。合併により、単純計算すれば、1000万件以上の加入者を持つ大型キャリアとなる。ウィルコムのPHS事業など、両社の主力事業はそのまま継続する予定。
国内唯一のPHS事業者であるウィルコムは、1994年設立で社員数850人。2010年2月に会社更生法を適用申請後、ソフトバンクがスポンサー企業となり、今年7月に更生手続きが終了、再建した。資本金は1億5千万円。今年9月末時点の契約数は570万件。
一方のイー・アクセスは携帯電話サービスの「イー・モバイル」と固定通信サービスを行っているが、ソフトバンク傘下に入った。1999年11月設立で、資本金は432億円。社員数は1250人。契約数は同440万件。