住友ゴム工業は、石油や石炭などの化石資源を使用しない世界初の100%石油外天然資源タイヤ「エナセーブ100」を発売した。
同社の一般的タイヤでは約60%が石油由来の材料で占めている。今回開発した「エナセーブ100」は合成ゴム、カーボンブラック、鉱物油、合成繊維の石油由来原材料をそれぞれ天然ゴム、シリカ、植物油、植物性繊維の天然資源に置き換えた。
老化防止剤、ゴムと硫黄の結合を促進する加硫促進剤、オゾンによる劣化を防ぐワックスや、硬化性樹脂など自然界に存在しない素材を新たにバイオマス技術で量産し、石油外天然資源100%を達成した。
天然ゴムそのものにも改良を加えウエットグリップ性能の向上、クラックの防止、空気透過の抑制など合成ゴムの機能を併せ持つ「改質天然ゴム」を開発した。
住友ゴム工業は石油資源枯渇という環境問題に対応するため、2001年から将来の化石資源に依存しない石油外天然資源タイヤの開発に取り組み、06年に石油外天然資源比率を70%、08年に97%まで高めた。同社が日本で初めて自動車タイヤの生産を始めてちょうど100年となる今年、量産技術を確立し100%石油外天然資源タイヤを完成させた。
発売したのは「195/65R15 91H」の1サイズだけ。価格は税込みで1本2万1105円。