一方で、イスラム圏諸国のなかでも法整備などの投資環境が比較的整っているマレーシアは高い経済成長を続けており、日本の証券会社や銀行が現地での業務を拡大している。
野村ホールディングスは2010年、イスラム法に準拠したイスラム債を発行。三菱UFJフィナンシャル・グループは08年にマレーシアの現地法人にイスラム金融専門の部署を設置した。今年5月には、りそな銀行が現地大手商業銀行のパブリック銀行と業務提携している。
大和の日比野●司社長はアフィンについて「非常に有力なポジションにいる企業」とした上で「(業務提携の効果は)すぐに出てくると考えている。意義のある提携だ」と強調した。
●=隆の生の上に一