日本アジアグループが運営する「星が浦ソーラーウェイ」。太陽光発電は発電機器の低コスト化、高効率化などの技術的課題を抱える=北海道釧路市【拡大】
規制緩和により新設に向けた動きが出ている地熱発電については、景観に配慮した小型で高効率な発電技術の開発に取り組むとした。
一方、太陽光や風力は、気象条件によって出力が変動するため、今後の導入拡大に備えた安定化対策の必要性を訴えた。具体策として、出力の変動を予測するため、発電出力予測システムの開発などを進めることを盛り込んだ。
技術面以外では、発電所の新増設に伴う環境影響評価(アセスメント)への対応や、日本の再生エネ技術の海外展開を後押しするための支援など官民挙げた取り組みの必要性について言及した。
同白書は2010年に初めて発行した。今回は初めての改訂で、11年の東日本大震災後の動向について詳細に盛り込んだ。
NEDOの橋本道雄・新エネルギー部長は「10年の時点では夢だった再生エネの大規模導入が、固定価格買い取り制度の導入で現実に進んでいる。ただ出力の安定性など技術的な課題も顕在化しており、さらなる導入拡大を技術面で後押しする必要がある」と述べた。(三塚聖平)