会員の勧誘は、ホンダの現地法人「ホンダベトナム」の正規販売店(約600店)を通じて実施される。年会費は約3000~4000円(約30~約40ドル)前後で、日本の物価水準なら自動車保険の金額に近いというが、ホンダベトナムの強力な支援と使い勝手の良さもあり契約件数は増え続けている。
伊藤忠は、ホンダベトナムの持つ日本流のきめ細かいサービスに期待している。伊藤忠物流・保険ビジネス部の河井一心課長補は「バイク市場は成熟に近づいており、今後はアフターサービスが鍵になる」と分析。ホンダベトナムは、修理やオイル交換などのアフターサービスの強化に注力しており、伊藤忠の考えとマッチする。伊藤忠は、ホンダベトナムの販売店や顧客から意見を聴き、保険の販売価格などに反映させている。
◆安心感、口コミで広がる
一方、伊藤忠に期待されているのは保険実務に関するノウハウだ。伊藤忠は、カード発行業務のほか、クレーム処理、盗難・事故についてやりとりをするコールセンターの運営を代行する。
両社の強みが一緒になることで、ベトナムでのビジネス展開に大きなプラスとなった。今後は、ツーリング情報の提供や会員同士の情報交換の場を提供するなど、日本モデルをアジアに根付かせたい考えだ。