自らを「ポジティブ志向」と分析する沼田さんだが、起業志向が強いわけではなかった。
◆美に人一倍興味
学生時代はライターのかたわら、化粧品をPRしたり、「美容健康カフェ」を企画。卒業後入社した広告代理店でも活躍した。その経験を通じ、「外の世界は変わらないのに、自分の世界を見る目が変わり、同じ景色が色鮮やかになっていった」。その理由が新たな情報に触れためだと認識したとき、起業への思いが芽生えた。
子供のころから美に人一倍興味があり、設立前はネットプライスで美容関連商品の仕入れを担当していた。そこで「『IT』『女性』『美』の3つをキーワードに新しいことをやれば、自分も世の中も豊かになれる」と思い至った。
10月に始めて間もないが、すでにネイリスト、モデル希望者合わせて約4000人が会員登録し、「大変だったモデル探しが簡単にできた」などのうれしい反応があるという。沼田さんの中で漠然としていた「豊かさ」のイメージは、確かな形となりつつある。(井田通人)
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≪Q&A≫
■美の全般で新しい企画考えたい
--ビジネスの潜在市場はそう大きくないようにみえるが
「日本では年間約6万人以上がネイリスト検定を受験していて、しかも増えている。これは国家資格ではないので、実際にはもっと多くのネイリストがいて、モデル探しに苦労していることになる。一方、国内の市場規模は米国の3分の1とはいえ2000億円もあり、年々伸びている。日本のネイル技術は世界一といわれるが、競争が激しくなる中でさらに腕を磨く必要に迫られている。ネイリーで数多く練習をこなしてもらい、日本力の発信につなげてほしい」