【現場の風】日本の気候、住宅に合うソーラー発電 (1/2ページ)

2013.12.20 05:00

 □ハンファQセルズ 新製品開発担当 イェルク・ゲーラーさん(49)

 --日本でのソーラーパネルの販売状況は

 「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が2012年に始まって以来、ソーラーパネルの設置が増えており、今年の製品出荷量はパネル換算で約3500万枚と予測されている。現在は日本メーカーが約半分のシェアを占めているが、当社では今年は200万枚、来年は240万枚の出荷を計画しており、海外メーカーでは日本でのシェアはトップになる見通しだ」

 --製品の特徴は

 「晴天時は当然だが、明け方や夕方、曇りといった低照度でも高い実発電量を得られる。低照度時のモジュール変換効率は、実証実験では他社製よりも3~5%高いデータが得られている。実際には数十枚から数百枚のパネルが設置されるので、1枚当たり3~5%の違いでも発電量には大きな差がでる」

 --低照度でも高い発電量が得られる仕組みは

 「ソーラー発電の核となる太陽電池の製造工程にある。ソーラーパネルの認証を行っている第三者機関と連携し、ゴミの付着などが原因で起きる不具合に関する研究に工場のあるドイツで長年取り組んできた。それが低照度時でも発電量が高いパネルの開発につながった」

 --日本での今後の展開は

 「製品には、安心して利用してもらえる自信を持っており、25年間の出力保証も付けている。ただ、不具合が万一発生した場合を考慮し、茨城県つくば市に『つくば技術センター』を8月に設け、技術や品質の検証、サポートの体制を整えた。ソーラーパネルを設置しているユーザーに対する独自調査では、曇天時の発電量に不満があることが予想以上に多いことが分かったので、日本の気候や住宅の屋根に合う仕様にした製品ラインアップを今後充実し、地域に根づいた販促活動を展開していく」

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