--医療、健康、環境、農業がこれから日本経済を牽引していくと見られる中で、水ビジネスは非常に有望ですね
(当社の製品は)海外でビジネスを展開されている皆様に高い関心を持っていただいており、国内企業はもとより海外企業、海外に進出している日本企業からの問い合わせや引き合いが多く、ビジネスの広がりを実感しています。日本人は「水はタダだ」と思っていますが、その安全神話も今後揺らぎかねません。こうした中で、私どもから「水の安全」を提案し、世界に広げていきたいですね。
現時点でも、当社の製品を使用し、アフリカのトーゴ、コンゴ、カメルーン、ナイジェリアへの支援を行いたいというご相談をいただいています。今年11月に台風30号による大きな被害を受けたフィリピン・レイテ島にも、同国に工場を展開している企業からのご依頼を受けて、当社製品を納入しました。
--世界の貧困層(BOP)に向けたビジネスも意識して事業に取り組んでいますね
BOPも含めた展開を考えています。海水淡水化装置よりも河川水を飲み水に変える浄水器の方が(技術的には)比較的ハードルが低いので、手動の浄水器を、低価格で普及させていくことに取り組んでいます。
海水淡水化装置は、従来大型のものしかなかったのですが、当社は装置を持ち運ぶことができるところまで徹底して小型化したので、日本に約20万隻ある漁船といったニッチで大きなマーケットも見えてきました。(当社製品は)まだ開発途上ではありますが、数多く引き合いがあり、(納品を)お待ちいただいている状態。間もなく事業が黒字化すると考えています。