「3年前と一番違うことは何か?」「困ったときはまず何をするのか?」-。自分が知りたいと思うことをクイズ感覚で頭にいれておくだけで、選択的認知が働くはずです。
そして、次が「伝える」ことです。ただ、伝えるときに自分の評価が加わると、相手が受けとりにくい場合があります。例えば「君はすごいな。勉強家だね」といった称賛には“あなた”の評価が入ります。
一方、「最後までやり通したね」「君はいつも最初に電話をとるね」といった「事実」は、受け取りやすいものです。「口下手でうまく伝えられる自信がない」というリーダーも「うまく伝えよう」「褒めなければ」と考えすぎる必要はありません。目にしたことを客観的に、そのまま伝えるだけでいいのです。
年末年始には、身近な人と1年を振り返る機会があるかと思います。本人すら気づいていない能力が行動に表れた瞬間を見つけ、伝えることができれば、最高の贈り物になるのではないでしょうか。=おわり(番匠武蔵コーチ・エィ コーチング研究所 リサーチャー)