◆株価1万8000円も
--金融市場をどう予想する
「為替はそれほど動かない。円安傾向にあるが、日本の実力からみれば1ドル=110円を超える円安はないと思う。これまでの長いデフレで鍛えられた日本企業の競争力は相当上がっている。株価はもうちょっと上がるのではないか。アベノミクスの第3の矢である成長戦略の成果が現れれば、1万8000円くらいになるだろう」
--今年のキーワードは
「“民間力の発揮”だ。政治が安定してビジネス環境の整備に向けた改革が進んでいるが、日本経済を引っぱるのはわれわれ民間企業だ。景気の好循環が実現できるように、設備投資の増額や雇用の創出、賃金の引き上げに努めていく。いよいよ民間の出番だ」
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【ひとこと】6月上旬に2期4年の任期を終える。後任は近く発表する予定。ダイエットで腰痛をクリアし、会長職の仕上げに取り組む。
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【プロフィル】米倉弘昌
よねくら・ひろまさ 東大法卒。米デューク大大学院経済学専攻修了。1960年住友化学工業(現・住友化学)に入り、専務、社長を経て2009年会長。経団連は04年副会長、08年評議員会議長を経て10年から現職。76歳。兵庫県出身。