JFEスチール社長・林田英治さん【拡大】
--ベトナムで計画している高炉建設は
「アジアの需給ギャップがこれだけ大きい中で焦って取り組むメリットは考えられない。具体的なタイムリミットは考えておらず、検討を継続していく」
--今後の日本経済をどうみるか
「心理的には20年東京五輪の影響は大きい。国土強靭(きょうじん)化や東北復興、老朽化したインフラの再構築などは、五輪までにという明確な目標ができ、その意義は大きい。消費動向は4~6月期に落ちるのは間違いないが、自動車などは1年も2年も新規需要を先食いするわけではない。駆け込み需要の反動があるにしても、悲観はしていない。昨年のいいスタートを、いいスパイラルにするための非常に大事な年。政府にも一貫性のある政策をやってほしいし、われわれはその政策に沿って企業経営をする。日本を成長軌道に乗せられるかどうかの試金石の年になりそうだ」(兼松康)
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【プロフィル】林田英治
はやしだ・えいじ 慶大経卒。1973年川崎製鉄入社。経営企画部海外事業管理室長、経理部長、JFEホールディングス(HD)常務執行役員、専務執行役員、副社長などを経て2010年4月から現職。神奈川県出身。