小林健さん【拡大】
--中期経営計画では、2020年度に資源権益倍増と非資源の利益倍増を掲げた
「チャレンジングな計画だが、事業領域を絞り強い分野を伸ばすという方向性を示したことで、社員のやる気につながっている。非資源では、新事業領域開拓にM&A(企業の合併・買収)によってスピードを加速する一方で、3カ年で1兆5000億円の資産を入れ替えるが、相当な力仕事になる」
--エネルギーの安定調達は
「今の『原発ゼロ』では電気料金が他国に比べ3倍くらい高い。早期にエネルギーの国家目標を策定してほしい。日本向けLNGの4割を供給しているが、(原発再稼働で)販売量が減っても歓迎だし、他国に売れる。調達先の多様化でいえば、日本としては距離の近いロシアは選択肢の一つだ。参画するサハリン2の拡張が一番経済合理性が高いと思う」
--アベノミクスで景気が拡大する国内投資は
「国内インフラでは、復興支援の一つでもある仙台空港の運営事業の民営化に力を入れたい。課題は資金調達だ。海外では年金ファンドと組んで欧米向けインフラファンドのノウハウを蓄積しており、国内にも応用したい」(上原すみ子)
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【プロフィル】小林健
こばやし・けん 東大法卒、1971年三菱商事入社。2003年執行役員、プラントプロジェクト本部長、常務新産業金融事業グループCEOなどを経て、10年6月から現職。東京都出身。