JR東日本・冨田哲郎社長【拡大】
羽田空港は国際線の発着枠が増えるなど国際化が進んでおり、冨田社長は「これからの日本経済、東京という都市にとって、重要なルートになる」と語り、国や東京都、地元自治体の協力も得ていきたいとした。
ただ新路線の整備には、羽田空港の地下に新たにトンネルを通す必要があることから、冨田社長は「工事の難易度は相当高い」と指摘。このため「物理的にできるかどうか、工事コストや需要予測などを踏まえ、あまり時間をかけずに結論を出したい」とした。
一方、新路線の開業が実現した場合、JR東日本の子会社が浜松町-羽田空港間で運行する東京モノレールを存続させる考えも示した。現状でも利用者の一定程度を羽田空港利用者以外が占めている上、「羽田空港周辺の地域開発が進んでいけば、生活路線として十分可能だ」と話した。