JR東日本社長・冨田哲郎さん【拡大】
--商業施設など非鉄道事業の拡大策は
「連結売上高の約3分の1を非鉄道事業が占めており着実に育ってきた。ただ、ショッピングセンターの『ルミネ』や『アトレ』にしても、今のビジネスモデルがずっと有効なわけではない。駅立地という最大の強みをもっと生かして、今の時代に合った訴求力のある販売戦略を考えていきたい。また『駅ナカ』の開発も、東京駅などで成功しており、これを他の駅に広げていく」
--安全面の不祥事が相次ぐJR北海道への支援は
「昨年11月から当社の技術系社員8人を派遣し、JR北海道の現場の社員とともに、線路の保守や車両の点検のあり方などを徹底的に見直している。(追加の人的・技術的支援は)要請があれば、当社のやるべきことはしていきたい。鉄道の安全は、現場の社員一人一人の力にかかっている。(JR北海道の現場の社員が)そうした気持ちを奮い起こせば、しっかりとした鉄道会社として再生していけると期待している」(森田晶宏)
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【プロフィル】冨田哲郎
とみた・てつろう 東大法卒。1974年日本国有鉄道入社。87年の国鉄の分割・民営化で誕生したJR東日本に入社。取締役、常務、副社長をへて、2012年4月から現職。東京都出身。