豊田通商社長・加留部淳さん【拡大】
--15年の東南アジア諸国連合(ASEAN)共同体をにらんだ取り組みは
「人件費が高騰するタイの工場からカンボジアやミャンマーにサテライト工場を作り、生産を分散する動きがでている。物流機能と組み合わせ、モノづくり支援もしっかりやる。アジアのインフラ受注では、日本企業の進出が進むインド・グジャラート州の空港運営にも乗り出したい」
--グローバル人材の育成は
「若手の海外派遣に加え、今年度から早稲田大や英ケンブリッジ大と提携し、国内外で選抜した部長級20人が異文化や宗教を考えながら経営課題を解決するグローバルリーダー研修も開始した。CFAOの経営は、日本流ではなく、相手の多様性も尊重した上で相乗効果を生み出す挑戦だけに人材育成が鍵だ」(上原すみ子)
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【プロフィル】加留部淳
かるべ・じゅん 横浜国大工卒。1976年豊田通商入社。執行役員、常務執行役員を経て、2011年6月から現職。神奈川県出身。