大和証券・日比野隆司社長【拡大】
■「ファンドラップ」シェア4割死守
--アベノミクスの期待と課題をどうみるか
「農業や医療などの規制改革や成長戦略に力を注ぎ、金融市場によく目配りをする経済政策というものに期待している。これまでのスタンスの通り、成長重視でやっていただきたい」
--株価の見通しは
「今年は消費税増税などの課題があるが、年末にかけての日経平均株価は2万円程度まで上昇すると見込んでいる」
--1月から始まった少額投資非課税制度(NISA)に対する期待はどうか
「新規の口座開設数が通常の倍のペースで増えており、NISAをきっかけに投資を始めるなどの波及効果を見込んでおり、インパクトは大きいと期待している。足元ではデフレ脱却の可能性が高まっており、制度実施のタイミングも良かったのではないか。これから投資を始める方々には、この機会を使ってぜひ成功体験を共有していただきたい」
--証券会社や信託銀行に資金を預け、運用をプロに任せる金融サービス「ラップ口座」事業の展望は
「ラップ口座については、比較的少ない資金でもプロに運用を任せられる『ファンドラップ』に注力している。現在40%台のシェアは今後も維持していく。米国では274兆円(一昨年末時点)以上の市場規模がある。(株式相場に詳しくない)高齢者の資産運用にも向いている商品で、日本ではまだまだ成長の余地がある。他の証券会社も販売に力を入れ始めているが、『ファンドラップなら大和だ』というステータスを他社に譲るわけにはいかない」