東芝 4~12月期営業益、過去最高 フラッシュメモリーが牽引

2014.1.31 05:00

 東芝が30日発表した2013年4~12月期連結決算は営業利益が前年同期比56.1%増の1533億円で、4~12月期としては過去最高になった。スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末などに使われる記憶用半導体「NAND型フラッシュメモリー」が牽引(けんいん)した。売上高は13.5%増の4兆5887億円。最終利益は税金費用の増加などで29.1%減の386億円だった。

 部門別では、NAND型フラッシュメモリーなど電子デバイス部門の営業利益が前年同期を1000億円以上上回る1686億円となり、全体の利益の大半を稼ぎ出した。また、新興国での医療機器販売などが伸びたヘルスケア部門も増益だった。

 苦戦したのはパソコンやテレビなどのライフスタイル部門で、414億円の営業赤字。構造改革の効果でテレビや白物家電は10~12月期は黒字化を達成したものの、パソコンは赤字を抜け出せなかった。

 パソコンは海外で生産し国内に輸入しているため、円安が進むと収益はマイナスになる。久保誠副社長は会見で、「円安や部材の値上がりの影響があったが、価格転嫁が遅れた」と説明した。

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