百貨店大手3社が3日発表した1月の既存店売上高(速報値)は、そろって前年同月を上回った。高額品が好調に推移したほか、消費増税を控えた駆け込み需要の本格化、さらに訪日外国人客による消費も押し上げ要因となった。
三越伊勢丹は前年同月比10・5%増で、東日本大震災の反動増があった2012年3月以来の2ケタ増。「増税前に良い物を買おこうという心理がうかがえる」(広報)といい、都内の主力3店で高級ブランドや高額時計、宝飾品が43%伸びた。
大丸松坂屋百貨店は同5・5%増。増税前に住宅を購入する動きを受けて家具類が好調だった。高島屋も4・2%増で、腕時計が57%増となるなど高額商品がけん引した。
昨年1千万人を突破した訪日外国人客による購買も活発で、三越銀座店の免税売上高は過去最高を更新。高島屋新宿店も免税取扱い件数が集計を始めた平成19年以降、最多となった。