アサヒ飲料が4月発売する「食事と一緒に十六茶W」【拡大】
アサヒ飲料は5日、ブレンド茶の主力商品「十六茶」の高付加価値版として、特定保健用食品(トクホ)「食事と一緒に十六茶W」を4月15日に発売すると発表した。消費税率引き上げ後の価格競争を想定し、小売店の価格引き下げ圧力が比較的小さいトクホ飲料を拡充する。
新商品は食物繊維をふくみ、食後の糖吸収と血中中性脂肪の上昇を抑える。本体の希望小売価格は500ミリリットル160円、2リットル470円。年間販売目標は100万ケース、従来品と合わせ前年比3%増の2150万ケースを目指す。
本山和夫社長は「消費者の生活防衛意識が高まる中、『選ばれる理由』の強化が必要だ」と、同日の戦略発表会でトクホ飲料強化の理由を説明した。
一方、飲料全体の販売目標は、昨年9月に事業統合したカルピスも合わせ15%増の2億4000万ケースとした。