健康への関心が高まり、医療へのニーズや期待は高まる一方だ。だが、医療が高度化するほど医療従事者は専門の狭い分野に特化する傾向が強く、高度な医療が実現している半面、最初の問診でいかに正確な診断を行えるかが問われている。ウリミナは医師や看護師、薬剤師といった医療関係の学生に対するトレーニングソフト「医療NAVI」シリーズを開発。ウェブによる提供を本格的に開始した。福田哲夫会長は「学生のトレーニングだけでなく、実際の診断にも進出したい」と意欲を見せている。
--医療NAVIとは
「医師や看護師などが患者に行う問診のトレーニングを行うシミュレーションソフトで学生向けに開発した。12の症例をそろえ、トレーニングによって医療従事者が聞くべきことを聞き、誤診を防ぐことを目的に開発した。学生は模擬患者と面接の練習を行ってきたが、なかなか次の言葉が出てこないことがある。シミュレーションソフトで繰り返し練習を重ねることで、患者とのコミュニケーション能力を向上できる」
--学校向けなどに販売してきた
「2010年から販売してきたスタンドアローン版は、医師版の価格が230万円(税抜き)、看護師版が130万円、薬剤師版が28万円と高かった。モニターやタッチパネルなどのハードウエアとのセットだったこともあるが、学校で1~2台しかないと多くの学生が同時に使うことはできない」
--ウェブ版を始めたのは
「ウェブ版は会員制で、学校など賛助会員の年会費を60万円、個人会員を6000円と低く設定し、多くの学生が使えるようにした。学校に専用のハードウエアをそろえなくても、ノートパソコンやタブレット型端末など、いろいろな場所でウェブに接続してトレーニングできる環境が整っている」