アサヒグループホールディングスが12日発表した平成25年12月期連結決算は、ビール類を中心に各事業の販売増が寄与し、売上高が前期比8・6%増の1兆7142億円、営業利益が8・3%増の1174億円、最終利益が8・0%増の617億円となり、いずれも過去最高を更新した。
主力の国内酒類事業は、ギフト専用高級ビール「ドライプレミアム」の売り上げが計画を上回ったほか、第3のビールの新商品「クリアアサヒ プライムリッチ」も好調で、売上高が9486億円と、前期比で45億円引き上げた。
26年12月期は、「ドライプレミアム」の通年商品化や、本格始動するインドネシアの飲料合弁事業などの寄与で引き続き増収増益を計画。売上高2・1%増の1兆7500億円、営業利益は4・7%増の1230億円、最終利益は8・5%増の670億円を見込む。
消費税率引き上げへの対応について、奥田好秀取締役は「(商品価格帯などを)多極化して消費者に訴求したい」と決算会見で述べた。