楽天が発売した廉価版の電子書籍端末=12日、東京都品川区(米沢文撮影)【拡大】
楽天は12日、電子書籍端末「kobo(コボ)」に1万円台で買えるカラー表示の新機種を加えたと発表した。電子書籍を初めて利用する主婦・ファミリー層を取り込み、先行する米アマゾンを追撃したい考えだ。
新端末「kobo Arc(アーク) 7」は7型のカラー液晶画面を搭載。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載し、タブレット端末としての基本機能も備えている。2013年12月に投入した「kobo Arc 7HD」の廉価版で、価格は税込み1万4800円と半分程度に抑えた。
楽天ブックス事業の田中はる奈副事業長は「競合と比べて、競争力のある価格にした」と述べ、新規顧客の獲得に自信を示した。
楽天は15年度以降の電子書籍サービス事業の黒字化を目指し、端末やコンテンツの品ぞろえを強化している。今年1月には、コンテンツ販売額が前年同月の6倍以上、利用者数は約3倍にそれぞれ成長。コンテンツも当初目標としていた20万点を突破した。
MM総研によると、12年度の電子書籍端末の国内出荷台数は47万台。メーカー別のシェアは、首位アマゾン(38・3%)を2位楽天(33・0%)、3位ソニー(25・5%)が追う展開となっている。