電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は17日、平成26年春闘で、経営再建中のシャープとパイオニアの両労組が「統一闘争」から離脱することを承認した。両労組の離脱は2年連続で、今後はそれぞれ独自に経営側と交渉を進めることになる。
両労組の申し入れを受け、この日の中央闘争委員会で承認した。電機連合は、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を4千円以上、一時金を最低4カ月分求める要求方針を打ち出しているが、両労組は足並みをそろえることができなかった。
シャープの業績はリストラ効果などで回復傾向にあるが、財務状況は依然厳しく、経営側や金融機関は固定費の増加につながるベアに消極的だ。パイオニアも25年4~12月期に最終赤字となるなど低迷が続く。
離脱について、電機連合幹部は「残念だ。業界の中で(業績の)ばらつきが大きくなっている」と指摘。今後、目指すべき賃金の水準を新たに設けるなど、統一闘争の仕組みの検討を進める考えを示した。