ビール4社、増収増益 高級志向など追い風 中元商戦に向け新製品投入 (1/2ページ)

2014.2.18 06:28

 ビール大手4社の2013年12月期連結決算が17日、出そろった。国内ビール市場で高まる「プレミアム志向」や海外事業の円安効果などをうけ、4社とも売上高が伸長した。4月以降は消費税率引き上げの影響も懸念されるが、各社は中元商戦を軸に高級ビールなどの新製品を投入、ブランド力強化と夏場に向けた需要喚起を図る。

 「付加価値の高い品が消費者に求められているのは間違いない」

 サントリーホールディングス(HD)の佐治信忠社長は17日の決算会見で、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の拡販に意欲を示した。同社は飲料も高収益の特定保健用食品に注力、今期15%の営業増益を目指す。

 サッポロHDも同日、5月に「エビスビール」の中元向けやコンビニエンスストア向けの期間限定商品を投入すると発表した。今期業績は売上高5.5%増を目標とした。

 一方、アサヒグループHDは、営業赤字が続く海外事業の改善に取り組み、今期の最終利益は過去最高670億円を見込む。キリンHDは、今期は薬価基準引き下げや前期計上した株式譲渡益の反動で減益の予想だが、飲料の販売増やブラジル事業の伸びで1.6%の増収を見込む。

ビール大手4社の2013年12月期連結決算

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