--具体的な成果は
「4月から11月まで学校が毎日のように利用し、宿泊客の9割以上が学校関係になった。今ではスキー不況といわれるが、ピーク時から1割減で横ばいが続いているので、健闘している方だろう」
--経営不振のスキー場の再生も手掛けている
「2007年に滋賀県の国境スキー場が閉鎖されそうになり、周りから経営してほしいといわれ、08年に買い取った。その後、合計で27カ所の運営に関わってきた。その途中でスケールメリットを生かして合理化しなければ、黒字化できないと思った。そこで積極的に手掛け、現在のように多数のスキー場を経営するようになった」
--これからのスキー場をどう変えていくか
「これまでの仕組みを改めたい。スキー場は来場者の客層を集計していない。会員制にして来場客を把握し、顧客ニーズを捉えることもしなければならない。今後さらにスキー場経営の規模を広げていくために、将来は上場することも検討している」(佐竹一秀)
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【プロフィル】一ノ本達己
いちのもと・たつみ 京都産業大学経営学部卒。1990年マックアース入社、95年社長就任。2008年に滋賀県の国境スキー場を買収し、スキー場経営に参入。46歳。兵庫県出身。
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【会社概要】マックアース
▽本社=兵庫県養父市丹戸896-2
▽設立=2008年1月
▽資本金=8500万円
▽従業員数=グループ全体320人
▽事業内容=スノーリゾート事業(27カ所)、旅館業・屋外教育事業(24カ所)、ゴルフ事業(9カ所)、グリーンリゾート事業(14カ所)、キャンプ場(3カ所)など