墨絵画家の本田豊國さんの作品。ベイエフエムがクラウドファンディングのサイトで使用している【拡大】
■ベイエフエム、目標上回る資金調達
東日本大震災を風化させることなく後世に伝えるための活動資金をクラウドファンディングで集めるプロジェクトに、被災地でもある千葉県のFMラジオ局、ベイエフエム(千葉市美浜区)が取り組んでいる。世界的墨絵画家の本田豊國さんが描き下ろす「被災体験絵本化プロジェクト」には目標金額の1.5倍の65万円強が集まり、支援者も100人規模に広がった。絵本は5月にも完成する。
呼びかけたのは同社のディスクジョッキー(DJ)、KOUSAKUさん。被災地支援で出会った宮城県石巻市の漁師、斎藤富嗣さんから巨大津波を乗り越えた体験を聞き、「後生に語り継ぐため絵本にしようとアイデアが浮かんだ」。これに賛同したのが、被災地に赴き「子供を元気にしたい」との思いからボランティアで墨絵教室を開いてきた本田さん。
この絵本「トミジの海」の製作費などを、インターネットを通じ不特定多数の個人から小口資金を募るクラウドファンディングで集めることにし、昨年11月からリスナーに呼びかけている。
目標金額は40万円で、絵本300冊を作成し学校や図書館に寄付する。作成する絵本は集まった資金に応じて増やす。18日まで支援を受け付けている。
同社によるクラウドファンディングは今回が第3弾。これまでは所属DJが自叙伝出版(昨年7~9月)と農業活動(同9~11月)のための資金支援を呼びかけ、ともに目標金額を上回った。