記者会見での黒田東彦日銀総裁の主な質疑応答は次の通り。
--東日本大震災から3年を迎えたが復興の現状をどうみる
「生活や住宅の再建は進まず、復興は道半ば。一方、途切れた販路を複数の企業が一緒に開拓する動きも出ている。日銀も被災地への資金供給の仕組みを1年延長し、側面支援する」
--輸出が伸びない理由は
「米国の寒波や(休暇となる)春節が例年より早まったことで、アジアの新興国の経済がもたついている。先進国が成長を加速させ、アジアの新興国の成長率が伸びる中で、輸出も緩やかに増えていくだろう」
--消費税増税の影響は
「(物価押し上げ)効果は2%程度。ただ4月の消費者物価指数では(経過措置として)公共料金が旧税率の5%で計算され、(物価押し上げ効果は)1.7%程度とみている」
--一部の審議委員が雇用・所得環境を懸念している
「有効求人倍率や完全失業率をみても雇用情勢は改善している。春闘のベースアップの動向を期待を持って見守っている」