記者会見するハイアールアジアインターナショナルの伊藤嘉明社長=13日、都内【拡大】
中国家電大手ハイアール(海爾集団)で、日本と東南アジアを統括するハイアールアジアインターナショナル(大阪市)の伊藤嘉明社長は13日、東京都内で記者会見し、「理想は地産地消」と述べ、日本や東南アジアで新たな製造拠点開設を検討していることを明らかにした。
同社の製造拠点はタイ、インドネシア、ベトナムの3カ所だけ。伊藤氏は新製造拠点建設の時期的なめどについて「2年以内」と説明した。
また、「真のグローバルカンパニーを目指す」と強調し、人材育成や採用活動に力を入れる方針を示した。伊藤氏は自身が日本コカ・コーラや中国IT大手レノボ、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを渡り歩いてきた経験から、「異業種他社から中途採用を行い、いい意味での化学反応を起こしたい」と述べた。
アジアでは今後、現地の人材を幹部に積極登用する考え。日本の若手社員をアジア各国に派遣し、海外市場で経験を積ませるほか、アジアの人材を日本に受け入れ、人材交流を進める。
ハイアールの昨年の日本国内での売上高は500億円弱。高価格帯「アクア」と普及価格帯「ハイアール」の2ブランドで、冷蔵庫と洗濯機を販売している。今後はオーブントースターなど、買い替えサイクルの短い商品も投入し、ブランドの浸透を図る。