リバネス・テックプラングランプリの最終選考会から。最優秀賞を獲得し笑顔を見せる清水敦史さん(左から4人目)【拡大】
審査員の顔ぶれも多彩。伊藤忠テクノロジーベンチャーズ・ディレクターの浅田慎二氏。日本たばこ産業代表取締役副社長、新貝康司氏。さくらインターネット共同創業者でABBALab代表取締役、小笠原治氏。深海探査艇「江戸っ子1号」などのプロジェクトで町工場の技術力を世界に示した浜野製作所代表取締役、浜野慶一氏。史上最年少で株式上場を果たしたリブセンス社長、村上太一氏。そしてリバネス代表取締役CEOの丸幸弘氏だ。
そんな舞台で、最優秀賞に輝いたのは、清水敦史さん。世界初という「垂直軸型マグナス風力発電機」をひっさげて、「これで世界を変えられます」と審査員に迫った。
実は清水さんは優良経営で知られる産業用センサー・測定器メーカーに務めるエンジニアだった。だが東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故を目の当たりにして、「世界を変えなければ」と決心。会社を辞めた。
最優秀賞を獲得して、清水さんの第一声は「実はわたしは、ビジネスコンテストは嫌いでした」。これまでに参加したコンテストで「まず、ちゃんとモノを作ってから」などとあしらわれた経験が少なくなかったからだそうだが、「今回は、きちんとアイデアを認めてもらえた」と、感激した面持ちだった。