独BMWの日本法人ビー・エム・ダブリューは25日、小型車「MINI(ミニ)」を7年ぶりに全面改良して4月12日から発売すると発表した。従来の斬新なデザインイメージを維持しながら、燃費性能を最大約3割改善し、衝突被害軽減ブレーキなど安全装備も充実させたのが特徴だ。
1500cc3気筒ターボエンジンの「クーパー」と、2000cc4気筒ターボエンジンの「クーパーS」の2モデルで、価格は266万~332万円。
新開発のエンジンは加速力を高めながら、燃費性能は1リットル当たり最大19・2キロまで向上させた。
4月の消費税増税で国内では新車販売の減少が見込まれるが、同社MINI本部長のフランソワ・ロカ氏は同日の発表会で「(増税直後という)ベストの時期に新型ミニを展開することで、お客さまの来店を促すことができる」と述べ、今後の拡販に自信を示した。