三菱電機は今春から、ブランドロゴを赤いひし形を3つ並べた「スリーダイヤ」に順次切り替える。これまでは国内に限って、青い英字で表記する「MITSUBISHI」を使ってきたが、国内外でロゴを統一し、東京五輪が開催される2020年度の創業100周年に向けて、グループのブランド向上を図る。
旧三菱財閥は、土佐藩出身の岩崎弥太郎が海運事業を興したことが起源となっている。スリーダイヤはこの海運会社「九十九(つくも)商会」の船旗号が原型。岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」に由来するといわれている。
三菱グループでは、傘下の約400社でスリーダイヤをロゴに使用。三菱電機も同様だったが、1985年からは、グループ内での個性化を狙って、国内に限っては青い「MITSUBISHI」を使ってきた経緯がある。
今後は海外で使用してきた赤いスリーダイヤと黒字の「MITSUBISHI ELECTRIC」を組み合わせたロゴを、国内でも使うことになる。
ロゴの統一によって、同社は「国内外での三菱電機グループの認知向上と、持続的成長に向けたグローバルでの事業競争力のさらなる強化に取り組む」としている。ブランドロゴ刷新には、もう一段の飛躍という願いが込められている。
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■三菱電機
【創業】1921年1月15日
【本社】東京都千代田区丸の内2-7-3
【資本金】1758億2000万円(2013年3月末)
【従業員数】12万958人(連結ベース、13年3月末)