日本マイクロソフト(MS)は8日、日本時間の9日から基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8.1」のアップデートの無償提供を始める。これまでの「ウィンドウズ8」や昨年10月の8.1のアップグレードはタッチパネルの操作を重視してきたが、今回は従来のマウスやキーボードでも使いやすいように回帰した。
平成24年10月に発売した8は、従来のパソコン機能に加えて、画面を切り離してタブレット端末でも使えるようにした。8はウィンドウズの「再創造」という位置付けで、従来にはないタッチパネル操作を優先した作りになっていた。
MSは提供開始から1年以上が経過し、特に法人向けで従来のマウスやキーボードで使う利用者が多いことを踏まえ、今回、画面表示を作り替えた。電源オフや検索、タスクバーを画面上に復活させたほか、タイル型のアイコンの大きさを自由に変えられるようにした。
同日会見した日本MSの藤本恭史業務執行役員は「これからタッチとマウス、キーボードの融合をより推進したい」と語った。