アサヒグループホールディングスは10日、マレーシアの乳飲料大手、エチカデイリーズを買収すると発表した。エチカの親会社であるエチカインターナショナルホールディングス(シンガポール)と合意した。買収金額は約240億円。エチカが持つ各国のネットワークを活用し、これまで拠点がなかったベトナムも含め、東南アジア諸国での飲料事業を強化する。
エチカは、コンデンスミルクや牛乳などの乳製品を手がけ、2013年度売上高は217億円。特にコンデンスミルクでは同国2位。マレーシアのほか、ベトナム、インドネシアに製造拠点を持ち、東南アジア各国やアフリカにも輸出している。
コンデンスミルクはマレーシアでコーヒー向けだけでなく、調味料にも使われ、国民1人当たりの消費量は世界最大。東南アジア諸国でも幅広く利用され、今後も同地域で、年率7%超の成長が見込まれている。
アサヒグループは、傘下のマレーシア清涼飲料大手のペルマニス社とエチカを連携させ、商品力の強化を図る。さらに、エチカの持つネットワークを活用して東南アジア、アフリカでの展開を強化する。特にベトナムでの事業を本格化する考えだ。