経団連は14日、女性が活躍できる場や管理職登用の拡大に向けた提言「女性活躍アクション・プラン」を発表した。具体的な取り組みとして9項目を掲げ、自主行動計画の策定・公表やキャリア形成支援などを会員企業に求める一方、政府や大学には待機児童の解消を図る取り組みの拡充や理工系の女性の人材を育てるために教育カリキュラムの工夫などを求めている。
こうした取り組みを促進するため、経団連は5つのアクションプランを策定。会員企業の自主行動計画を経団連のウェブサイト上に掲載するほか、女性管理職養成講座の開講や管理職を対象にした「ダイバーシティ(多様性)・マネジメントセミナー」の開催などを盛り込んだ。
また、企業人の学校への派遣や企業で活躍する理工系の女性社員を紹介するパンフレットの作成など、就業前のキャリア教育にも力を入れるよう提言している。