東京組中野渡利八郎会長【拡大】
--エリア戦略はどのように進めていくのか
「実は付き合いのある全国の工務店から事業化に対する強い要請があるが慎重な姿勢を崩していない。ただ、年間受注棟数が700~1000棟の水準になればFC(フランチャイズチェーン)で全国展開するノウハウを得ることができるはず。こうしたことを想定し、手数のかからない工法の確立も追求していかなければならない」
--今後の課題は
「日本の住宅設備機器メーカーと手を組んで、キッチンや照明器具、浴室などの開発をいかに進められるかだ」
「建て替え客を取り込むことも成長戦略を歩む上で不可欠。新たに土地を購入する顧客層に比べて金銭面で余裕がある。現在は東京の代表的な展示場である駒沢公園ハウジングギャラリーの近辺に拠点を開設し、優秀な営業マンを配置して攻勢をかけている。具体的には敷地面積が100~115平方メートル程度の土地を購入。住宅を建てて分譲住宅を兼ねた展示場として、5~7年の歳月をかけて風格が増すようにし、それなりの価格で売っていく。この戦略を繰り返す計画で、初年度の来期は2カ所での事業化を予定している。東京での住宅事業の潜在力は大きい」(伊藤俊祐)
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【プロフィル】中野渡利八郎
なかのわたり・りはちろう 青森県立三本木農業高卒。1969年ミサワホームに入社。ミサワホームセラミック東京取締役を経て、93年に東京組を設立、代表取締役に就任。68歳。青森県出身。
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【会社概要】東京組
▽本社=東京都世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエア22階
▽設立=1993年11月
▽資本金=1億円
▽従業員=115人
▽売上高=110億円(2013年5月期)
▽事業内容=住宅の建設、販売