中国のカード決済最大手、中国銀聯によると、傘下の銀聯国際と豪金融サービス会社、カスカルは14日、オーストラリアのATM(現金自動預払機)約2500台について、新たに銀聯カードでの利用が可能になったと発表した。対象となるのは、カスカルとナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が運営するATMで「RediATM」(多数の住宅金融組合や信用組合が加盟するATM網)という表示があるものだ。
中国銀聯の担当者は「豪州のATMで現金を引き出したいと考える銀聯カードユーザーは多い。カスカルが運営する『RediATM』は便利な場所に多数設置されており、案内表示もよく目立つ。今回の提携で、同国の『RediATM』の3分の2以上で銀聯カードを使えるようになり、旅行や留学、ビジネスなどで滞在する利用者にとって利便性が拡大した」と語った。
豪州に旅行する中国人は近年、増加を続けており、年間旅行者数は2桁成長が続く。現地でのカード決済や現金引き出しの需要は拡大するばかりだ。銀聯国際はこのほかにも現地の主要金融機関と提携を進めており、2年以内に、豪州にあるATMと店舗などのPOS(販売時点情報管理)端末のうち9割で、銀聯カードが使用可能になる見通しという。(中国新聞社)