上海市内の本社でスタッフから説明を聞く春秋航空の王正華会長(左、河崎真澄撮影)【拡大】
成田を拠点とする同社の日本法人が6月から、広島など3都市を結ぶ日本の国内線に参入することが決まっており、成田や関空などを経由して国内線と接続する形で、日本国内の10カ所以上に乗り入れることを検討している。
急ピッチの路線拡張計画について王氏は「対日関係悪化とは一線を画した訪日ブームが中国にある」としている。同社は今年、日中路線の搭乗者数は約30万人と見込むが、格安便の新路線開設が中国各地からの訪日客をさらに開拓するとみている。
このため同社は年内にも上海株式市場に上場し、100億元(約1630億円)の資金を調達。現在40機保有するエアバスを2018年までに100機態勢とし、中国人客の間で高まる海外観光意欲を生かし、LCC間の競争も激しくなっている日本も含むアジア市場で勝ち残りを目指す考えだ。(上海 河崎真澄)
春秋航空が就航・計画する日中路線の発着地
◆日本
就航中 茨城、関西、高松、佐賀
申請済み 札幌、福岡
計画・検討 成田、中部、広島、長崎など
◆中国
就航中 上海
申請済み
計画・検討 瀋陽、大連、蘭州、天津、武漢、重慶、福州、アモイ、西安、広州、深センなど