キリンホールディングスが30日発表した2014年1~3月期の連結業績は、主力ビール「一番搾り」のリニューアル効果や消費税増税前の駆け込み需要で、売上高が前年同期比1.5%増の5287億円と同期では過去最高となった。営業利益は24.4%増の300億円、最終利益は前年同期に多額の株式売却益を計上した反動で79.6%減の111億円だった。国内飲料事業の販売数量はビール類が約6%増、缶チューハイなどのRTD(Ready To Drink)製品が約21%増。ブラジル事業の売上高は価格競争を回避した結果、2桁の伸びとなった。