■ドラクエ世代のRPG スマホの世界へ
昨年3月にスマートフォン(高機能携帯電話)向けゲーム開発会社として設立されたエイリム。同年7月にロールプレイングゲーム(RPG)「ブレイブフロンティア(ブレフロ)」の配信を始め、そのクオリティーの高さや操作の簡単さから、早くもスマホ向けゲームで大ヒットした「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」に続くヒット商品に成長している。プロデューサーとして事業を統括している高橋英士最高執行責任者(COO)に人気の理由を聞いた。
--ブレフロの特徴は
「スマホのタッチパネルを有効活用し、直感的かつ簡単操作で遊べる点にある。以前、家庭用ゲーム機『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』などで採用され、色をつけた小さいマス目を組み合わせて絵を作る『ドットグラフィックス』も特徴的だ。新しさと懐かしさが同居している」
--なぜ懐かしさを打ち出したのか
「単純に私を含む開発メンバーがそうした古き良きグラフィックが好きだったからだ。(30代後半の)自分たちは、1980年台から販売され、空前のヒットになったRPG『ドラゴンクエスト』を買おうと行列に並んだ世代。ファミコンの黎明(れいめい)期も知っている」
--だが若い人にも人気だ
「そのままスマホの世界へ移植したのではなく、現代風にうまくアレンジしているからだと思う。初めてそうした昔ながらの世界に触れた人が、新鮮に感じ、楽しんでいるのでは」
--海外でも受け入れられている
「国内のダウンロード数は3月時点で250万と、スマホ向けRPGではトップクラス。17カ国・地域に配信している海外も350万に達し、日本発のコンテンツではかなり多い。据え置き型ゲームはいくつかあるが、国内と海外ではシェアが全く違う。だがスマホはiPhone(アイフォーン)とアンドロイドに集約されているので、作品の流通力が高いほか、国や言語に関係なく遊べる作品が広まりやすい。そうした流れにいち早く対応したことが奏功したのだと思う」